宅建試験の権利関係(民法)は14問中10問が民法本体、残り4問が借地借家法・区分所有法・不動産登記法という特別法から出題されます。中でも相隣関係・地役権・囲繞地通行権は「テキストの平面図だけでは境界線と権利の範囲がイメージしづらい」という声が多く、難問化しやすい分野といわれています。
このシリーズでは、指で回転・拡大できる3Dモデルと音声解説を使って、隣り合う土地・建物の断面・権利の及ぶ範囲を立体的に理解できるようにしています。姉妹サイト「3Dでわかる法令上の制限」と同じ方式で、すべてスマホ対応・無料・アプリ不要です。
※このページはシリーズの入り口(まとめページ)です。各テーマの詳しい解説と3Dモデルは、下のリンクから個別記事へどうぞ。権利関係のどのテーマが3D図解に向いているかを調査したうえでテーマを選定しています(調査の根拠はページ末尾を参照)。
隣接する土地の立体関係を扱う
相隣関係(2023年改正対応)準備中
境界線から50cm離す建築制限、1m未満の窓・縁側に必要な目隠し、越境した竹木の枝(催告後に自分で切除できる=2023年改正点)と根(直ちに切除できる)の違いを、隣り合う2つの敷地の3Dモデルで解説。
→ 相隣関係の記事を読む
囲繞地通行権(袋地)準備中
公道に通じない袋地から周囲の土地を通行できる権利と、償金の要否を解説。分割によって袋地が生じた場合は残余地のみを無償で通行できるという頻出のひっかけを、敷地分割アニメーションで可視化予定。上空視点でのアニメーションが3D・Three.jsと相性がよいテーマ。
地役権(要役地・承役地)準備中
通行地役権と囲繞地通行権は受験生が混同しやすい難問論点。契約で設定する地役権(要役地のために承役地を利用)と、法律上当然に発生する囲繞地通行権の違いを、2つの敷地を並べた3Dモデルで比較解説予定。
区分所有法(マンションの権利関係)準備中
特別法から毎年必ず1問出題される最重要分野。専有部分・共用部分(法定・規約)・敷地利用権をマンションの断面カットモデルで色分けし、階段や廊下(法定共用部分)と管理人室・集会室(規約共用部分)の違いをタップで確認できるモデルを予定。集会決議(普通決議・3/4・4/5)は表組みで補足。
土地と建物・権利の重なりを扱う
法定地上権構想中
成立4要件(抵当権設定時に土地・建物が同一所有者であること、建物が存在することなど)を、土地と建物を別オブジェクトにして所有者を色分けした3Dモデルで解説予定。「更地に抵当権設定→後から建物を建築」など成立しないパターンとの切替表示を検討中。
借地借家法(借地権と建物の関係)構想中
特別法から必ず2問出題される分野。普通借地権と定期借地権の違い、建物譲渡特約付借地権など「土地の上に他人の建物が乗っている」構造を3Dで示し、存続期間や更新のルールは表組みで整理する構成を検討中。
不動産登記法(表題部・権利部の構造)構想中
特別法から必ず1問出題。表題部・権利部(甲区=所有権、乙区=所有権以外の権利)の構造を、建物模型に登記記録を紐づけた「積み上げ式」の3D表現で解説することを検討中。抽象的な制度を空間的に見せる、シリーズの中でも挑戦的なテーマ。
ストック(将来候補)
取得時効(境界を越えた占有)
隣地との境界を越えて占有した状態が10年(善意無過失)・20年(悪意)続くと時効取得に至る様子を、境界線と占有範囲の3Dモデルで時間経過とともに示す構成。
抵当権の効力が及ぶ範囲(付加一体物・従物)
土地に抵当権を設定した場合に建物には及ばない一方、建物に増築した部分(付加一体物)や備え付けた従物には及ぶという範囲の違いを、建物モデルの部位を色分けして表示する構成。
共有物の分割(現物分割・代金分割・価格賠償)
1つの土地を複数人で共有している状態から、3つの分割方法でそれぞれ結果がどう変わるかを、同じ敷地モデルの切替表示で比較する構成。
区分地上権(地下鉄・送電線など上下の範囲を定めた地上権)
「地表から下20m〜30mの間」のように上下の範囲を定めて設定する地上権。宅建本試験での出題頻度は高くないが、地下鉄トンネルを貫通させた敷地の3Dモデルは視覚効果が非常に高く、司法書士・不動産鑑定士向けコンテンツへの転用価値も見込めるため、優先度を上げる余地あり。
3D化しないテーマ(あえて対象外にしたもの)
次のテーマは権利関係の頻出分野ですが、権利の所在が空間的な位置関係ではなく時系列や当事者間の関係性で決まるため、3Dモデルより2Dの関係図・フローチャートの方が理解しやすいと判断し、本シリーズでは扱いません。
- 対抗関係・二重譲渡 — 誰が先に登記したかという時系列の勝負であり、土地の形状は関係しない
- 債権譲渡 — 当事者間の通知・承諾という手続きの流れが本質
- 相続(法定相続分の計算) — 家系図と分数計算が中心で、空間的な要素がない
- 代理 — 本人・代理人・相手方の三者関係を表す矢印図の方が直感的
よくある質問
Q. 3Dモデルが表示されません
お使いのブラウザが古い可能性があります。iPhoneはSafari、AndroidはChromeの最新版でご覧ください。通信環境によっては読み込みに数秒かかります。
Q. 音声が再生されません
端末がマナーモード(消音)になっていないかご確認ください。音声はブラウザ内蔵の読み上げ機能を使っているため、端末により声質が異なります。
Q. 「3Dでわかる法令上の制限」との違いは何ですか
本シリーズは権利関係(民法・特別法)、姉妹サイトは法令上の制限(建築基準法:高さ制限・道路関連規定など)を扱っています。両分野とも宅建試験の頻出分野で、立体的なイメージが必要な点が共通しているため、同じ3D+音声解説の方式で制作しています。
テーマ選定の調査根拠
権利関係は宅建試験で計14問(民法10問・特別法4問)出題され、特別法のうち借地借家法から2問、区分所有法から1問、不動産登記法から1問は毎年必ず出題される。民法の中では地役権と相隣関係が「難問対策が必要」な分野として複数の受験対策サイトで挙げられている。また、既存の宅建対策サイトの図解コンテンツは静止画・2Dイラストが中心で、3D+音声解説による解説は本シリーズ・姉妹サイトの差別化ポイントになっている(2026年8月時点の調査)。