2025-09

第二節　債権の効力第一款　債務不履行の責任等（履行期と履行遅滞）第四百十二条　債務の履行について確定期限があるときは、債務者は、その期限の到来した時から遅滞の責任を負う。２　債務の履行について不確定期限があるときは、債務者は、その期限の到来...

（選択の効力）第四百十一条　選択は、債権の発生の時にさかのぼってその効力を生ずる。ただし、第三者の権利を害することはできない。令和6年5月24日 施行

（不能による選択債権の特定）第四百十条　債権の目的である給付の中に不能のものがある場合において、その不能が選択権を有する者の過失によるものであるときは、債権は、その残存するものについて存在する。令和6年5月24日 施行

（第三者の選択権）第四百九条　第三者が選択をすべき場合には、その選択は、債権者又は債務者に対する意思表示によってする。２　前項に規定する場合において、第三者が選択をすることができず、又は選択をする意思を有しないときは、選択権は、債務者に移転...

（選択権の移転）第四百八条　債権が弁済期にある場合において、相手方から相当の期間を定めて催告をしても、選択権を有する当事者がその期間内に選択をしないときは、その選択権は、相手方に移転する。令和6年5月24日 施行

（選択権の行使）第四百七条　前条の選択権は、相手方に対する意思表示によって行使する。２　前項の意思表示は、相手方の承諾を得なければ、撤回することができない。令和6年5月24日 施行

（選択債権における選択権の帰属）第四百六条　債権の目的が数個の給付の中から選択によって定まるときは、その選択権は、債務者に属する。令和6年5月24日 施行

（利息の元本への組入れ）第四百五条　利息の支払が一年分以上延滞した場合において、債権者が催告をしても、債務者がその利息を支払わないときは、債権者は、これを元本に組み入れることができる。令和6年5月24日 施行

（法定利率）第四百四条　利息を生ずべき債権について別段の意思表示がないときは、その利率は、その利息が生じた最初の時点における法定利率による。２　法定利率は、年三パーセントとする。３　前項の規定にかかわらず、法定利率は、法務省令で定めるところ...

（金銭債権）第四百二条　債権の目的物が金銭であるときは、債務者は、その選択に従い、各種の通貨で弁済をすることができる。ただし、特定の種類の通貨の給付を債権の目的としたときは、この限りでない。２　債権の目的物である特定の種類の通貨が弁済期に強...